2004年04月04日
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けして嘘をつかないことにより嘘つきとして処刑される男!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のワンピースの感想。

サブタイトル §

第189話 永遠の親友! 大海原に響く誓いの鐘!!

あらすじ §

 ノーランドとカルガラの昔話は続きます。

 ムースは、シャンディアがなぜノーランド一行に冷たい態度を取ったのかを説明するために、一人でドクターのところに会いに行きます。

 そして、ノーランド達が先祖の魂を宿す木の林を切ってしまったことが理由だと説明します。とても大切な木を切られて、ノーランド達を殺してしまうという話もあったものの、恩人なので出て行ってもらうだけにした、と言うことでした。

 しかし、ドクターは、その林は既に病魔に冒されていたのだと言います。人にも感染する病原菌に冒されていたため、ノーランドはシャンディア達の安全のため切り倒したのだと。

 ノーランドは、その理由を言い訳にしたりせず、そのまま出航しようとします。

 ムースから話を聞いたカルガラは、急いで海岸に走り、今島を離れようとしていたノーランドに謝罪を叫びます。そして、二人は再会を約束し、ノーランドは再びここを訪れる決意をします。カルガラは鐘を鳴らして君を待つと言います。

 ノーランドは、国に戻ると、シャンドラのことを国王に報告します。黄金の都市という話に目がくらんだ王様は、5年後にノーランドに再度の航海の許可を出し、自分も兵士を連れて乗り込みます。

 しかし、そのとき、ノックアップストリームによって、シャンドラは空に吹き上げられていました。国王は、ノーランドは嘘つきであるとして処刑してしまいます。そこで、でっちあげの証人までが出てきて、シャンドラの話は嘘であると民衆の前で証言したために、誰もがノーランドを嘘つきだと信じました。

 空に上がったシャンドラは、空の神(ガン・フォールの先代?)によって攻められ、カルガラらシャンドラの戦士は必死に戦います。

 カルガラはノーランドとの約束のため、この地を奪われるわけにはいかないと言いました。

 場面はワイパーの少年時代に戻り、これが大戦士カルガラの無念、と老人がワイパーに語ります。

 そして、場面は現在に戻り、そのカルガラの無念を背負う戦士ワイパーがいます。

 エネルは次々と破壊を繰り返しながら、鐘のある木の天辺を目指して上昇します。

感想 §

 このノーランドの生き様が魅力的ですね。

 彼は嘘を付きません。確かにシャンディアと会ったという事実をけして曲げようとはしません。たとえ処刑されようとしている時であっても。

 そして、彼は言い訳をしません。シャンディアの大切な林を切ったことは事実として、その意図を説明して分かって貰おうなどとは思っていません。この潔い態度は、それがどれほど意味があるかは別として、とても人格的な魅力を感じさせますね。

今回の一言 §

 シャンディアの中で、一人だけ和解のために走ったムース。彼女の立場だけが、とても特異ですね。やはり、生け贄として死を覚悟したところを助けられた経験は、他の人間ができないことをなしえる力となるのでしょうか。